基礎の構造により、給水管の詰まり箇所を特定するために床下に潜ることができない状況。
とはいえ、このまま放置できるものではなく、どうにかして、修理しないといけない。
私が考えた復旧方法を提案してみる
前回蛇口から水が出なくなる その2 で書いたように、風呂場からトイレまでの約5メートルのどこかで給水管詰まりが発生していることまでは突き止めたが、超べた基礎のために床下に潜って、詰まり箇所を特定し、修理することができない。
そこで、床下に潜ることを断念した業者のおじさんに、水の出が悪くなってきたときから、最悪の事態に備えて私が考えていた作戦を提案してみることにした。
玄関の近くに散水栓がある。この散水栓を潰してトイレへの給水管とし、そこから、露出配管で家の外周を三分の一ほど回り、トイレの外から壁に穴を開けて配管を引き込むというものである。
露出配管については、実家の給水管の一部分が地面から露出していて、こういう配管の仕方もあるということは、知っていた。
散水栓は、この家を建てる時に作ってみたものの、実際にはほとんど使っていないので、このピンチの状況では、無くしてもいいのかなと考えた。
昨年末ごろ、トイレの水の出が悪くなったときに、自宅の設計図を見ながら、いざというときには、家の中の床や壁をすべて剥がして、配管を追うよりも、外から新しい配管を回した方が、楽だし確実だと思うようになった。
それを、業者のおじさんに提案したのである。
復旧作戦が決定する
業者のおじさんに、外周三分の一回しこみ作戦を提案してみたところ、
「それしか手はないですね」
と、受け入れられた。
ただし、業者のおじさんは、私の素人提案をプロらしくアレンジした別提案をした。
まずは、詰まりの原因がトイレ壁から出ている止水栓の直前まで来ているかもしれない。または、止水栓の不具合かもしれない。
そのため、止水栓の交換を行う。そこで、詰まりの原因が分かればハッピーエンド。
それでダメなら、私の提案に近い作戦に移行。
散水栓を潰すのではなく、散水栓の根元から分岐して新しい給水管を引き回す。ただし、露出配管ではなく、地面が土のところは土を掘って配管を埋める、コンクリートのところは、給水管を埋める幅でコンクリートをハツって、その溝に埋める。
散水栓はそのまま。給水管は土またはコンクリートに埋めて、トイレの前で室内に引き込むための立ち上がりの部分だけの最小の露出配管にするというものだった。
はたしていくら掛かるのか?復旧までの期間は?
聞くだけで、この給水管の引き回しは、たいへんな工事である。また、復旧にどれくらい時間が掛かるかも分からない。
こうなると止水栓交換のハッピーエンドに期待するしかない。
おじさんにハッピーエンドで終わったときの費用の概算を聞き、止水栓交換にGOを掛けた。
元栓を止めて、止水栓を外してみる。
「止水栓自体にまったく異常はありませんね。詰まっているものもない。」
念のため止水栓を交換し、元栓を開いて、止水栓のハンドルを回してみても、水は一滴も出ない。
「水圧は全く来ていませんね。」
これで、選択肢は無くなった。あとは費用である。業者のおじさんは急ぎ、見積もりの作成を開始した。
はたして、いくらになるのか?大がかりな工事であるし、昨今の物価高から、相当、高いかもしれない。などと不安に思っているところに、工程ごとに詳細に書かれた手書きの見積もりが出てきた。
「合計約30万円(消費税込み)」
昨夜、水が出なくなったときに、トイレのタンクの不具合かもしれないと、私がいろいろといじっていたところ、タンクの中の給水フィルターを破壊してしまった。そのタンクの内部部品の交換費用も込みである。
「この金額なら、ぜひお願いします。工事はいつになりますか?」
業者のおじさんもいろいろと予定があるだろう、昨夜遅くに、いきなり飛び込んできたこの大工事、さすがに、一週間後くらいかなと思いながら、そのように聞いたところ、
「明日、少なくとも水が出るようにはします。」(続く)
当ブログは、にほんブログ村、FC2ブログランキング、人気ブログランキングに参加しています。面白かったらいずれかにポチっとお願いします。



0 件のコメント:
コメントを投稿