水道工事のプロが超レアケースだという今回発生した自宅の水道詰まり。
不幸すぎるだろと思いつつも、とにかく、修理しないといけない。
詰まり箇所のあたりを付ける
前回、蛇口から水が出なくなる で書いたように、築16年の自宅で、トイレの給水管にまったく水圧が来ていない状態となってしまったので、業者のおじさんと、どこで詰まりが発生しているのか、あたりを付ける作業に入ることにした。
昨晩、準備しておいた自宅の設計図を見ると、トイレへの給水管は、家の北側の地面に埋まっている給水管から分離して、家の中を縦断して、家の南側にあるトイレに到達しているようである。
縦断の途中、風呂場への給水管が分岐している。まずは、風呂場の水が出るのかを調べるのだが、風呂場の水栓のサーモスタット混合栓が壊れていて、温度調節ができず、給湯器からのお湯しか出ない状況になっている。
この状況で、どうすれば水の給水管に水圧が来ているか確認できるのかと思っていると、業者のおじさんは、混合栓の下の部分のパネルを外して、水の給水管の接続部のナットを少し緩めた。すると、勢いよく水が流れ出てきて、水圧が十分来ていることが分かった。
これで、風呂場からトイレまでの、距離約5メートルの給水管のどこかが詰まっていることまでは絞り込めた。
さらなる詰まり箇所の調査のため、業者のおじさんは、トイレの隣の物置の床に点検口を作って、床下に潜ろうという。
私は、それは無理だと思いますと言って、この家の基礎の写真を見せた。
建築中の自宅の写真を撮る
自宅を新築していたとき、1か月の1度くらい、日曜日に家族で現地を訪れていた。
日曜日なら、工事が行われていないので、工事の出来をじっくり見ることができる。特に躯体の部分は、壁が出来てしまうと隠れてしまうので、このタイミングでしか見ることができない。
手抜き工事が行われていないかを確認するために、建築中に現地を見た方がいいと聞いたことがあるが、実際には素人が見ても、手抜きか否か判断できるものではない。しかし、何もしないよりはと、建築途中の状態を写真に収めておいた。
建築初期に自宅を見に行ったとき、基礎が出来ていた。その基礎は、私がイメージしていたものとは大きく異なっていた。
普通にイメージするべた基礎は水泳のプールのような構造で、その中が、一階の部屋の間取りに沿って、コンクリートの壁で区分けされているというものだろう。
そして、そのプールの底に配管が敷かれ、人が潜って点検できるようになっている。
しかし、我が家のべた基礎は相撲の土俵のような構造で、コンクリートべた塗りであり、人が潜れるスペースなどない。
写真を見ると排水管だけは基礎のコンクリートに埋め込まれて、塩ビ管が潜水艦の潜望鏡のようにコンクリートの上に頭をのぞかせている。給水管は基礎上にはまったく見えない。
このような基礎の構造であるのは、狭小変形地に無理やり建てたためなのかどうかは知らないが、「これじゃあ、配管に何かあったときにどうするんだ?」と当時、不安になったのを覚えている。
業者のおじさんに基礎の写真を見せる
今回の水道詰まりの工事にあたり、この基礎の写真が役に立つと思い、前夜に写真を探した。16年前に撮影した写真が入っているデジカメのコンパクトフラッシュを探すのは難儀だったが、なんとか発見して、基礎の写真をスマホに移動させておいた。
それを、次の作戦として物置の床に点検口を作るという業者のおじさんに見せた。
おじさんは、「なんだ、これは?」と写真をしばらく見ていたが、「これは、点検口を開けても、開け損になりますね」と言った。
点検口を開けても、コンクリートの基礎が見えるだけで、下に潜れない。給水管は基礎の上を這っているのだろうが、どこを通っているかは、わからない。
仮に点検口を開けても、そこから手が届く範囲に給水管があるのか、また、給水管があっても、詰まっている箇所がその場所とは限らないので、この作戦は成功する確率は非常に低いとのことだった。
私もそういう結論になるだろうと思っていたので、水道が完全に詰まってしまったときのために、以前から考えていた作戦を提案してみることにした。(続く)
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